テレビやWebで広告を見る機会が多い大手消費者金融ですが、全国には街金と呼ばれるような地域密着型の消費者金融も数多く存在しています。

この記事では全国にある消費者金融を一覧で比較しながら、「お金を借りるならどこがおすすめなのか?」を説明していきます。

また、失敗しない消費者金融の選び方、そもそも消費者金融とはどういうものかについてもまとめました。

大手だけでなく、小~中規模の消費者金融も含めて紹介するので、借入先に迷っている方はぜひ参考にしてください。

お金を借りるのにオススメの消費者金融カードローン一覧比較

「すぐにお金を借りたい」「カードローンは利便性も大事」「周りに借り入れを知られたくない」という方には以下のような大手消費者金融がおすすめです。

特にカードローンブランドである「プロミス」「アイフル」「SMBCモビット」「アコム」「レイク」は利用者が多く、たくさんの人に選ばれている消費者金融です。これらの大手消費者金融ならどこを選んでも失敗はないでしょう。

金利(実質年率) 最低返済額 限度額 無利息期間
プロミス
(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)
4.5%~17.8% 1,000円~ 1万円~500万円 ・初回借入翌日から30日間
アイフル
(アイフル株式会社)
3.0%~18.0% 4,000円~ 1万円~800万円 ・契約翌日から30日間
SMBCモビット
(三井住友カード株式会社)
3.0%~18.0% 4,000円~ 1万円~800万円 なし
アコム
(アコム株式会社)
3.0%~18.0% 1,000円~ 1万円~800万円 ・契約翌日から30日間
レイク
(新生フィナンシャル株式会社)
4.5%~18.0% 3,000円~ 1万円~500万円 ・契約翌日から30日間
・契約翌日から180日間
ORIX MONEY PERSONALローン
(オリックス・クレジット株式会社)
1.5%~17.8% 4,000円~ 10万円~800万円 なし
ダイレクトワン
(ダイレクトワン株式会社)
4.9%~18.0% 4,000円~ 1万円~300万円 55日間

人気の消費者金融の詳細

  1. プロミス公式サイト

    プロミス

    実質年率:
    4.5%~17.8%
    借入限度額:
    500万円
    即日融資 5.0
    自動契約機の数 5.0
    実質年率 4.5

    消費者金融カードローンの代表格ともいえるプロミスは、即日融資に対応しているだけでなく、はじめての契約なら初回借入の翌日から30日間は無利息期間(メールアドレス、Web明細の登録が必要)が適用されるなど多くのメリットがあります。

    さらに、プロミスはWeb完結に対応しているため公式スマホアプリを使えばカードレスで利用することもできます。Web完結で契約するのであればわざわざ自動契約機へ行ったり、郵送物を受け取ったりする必要はありません。アプリや会員専用ページから利用できるインターネット振込は手数料0円、原則24時間365日借入(※1)できます。

    また、プロミスは原則として在籍確認のための勤務先への電話連絡を行っていません(※2)。そのため、会社への電話連絡が不安な人にもプロミスはおすすめです。

    どのカードローンが良いのか迷っているならプロミスを選ぶと間違いないでしょう。

    ※1 お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

    ※2 審査結果によっては電話連絡が必要になります。その場合、事前に同意を得たうえで実施しています。

    所長からの一言

    大手消費者金融ならどこを選んでも失敗することはないじゃろう。
    じゃが、その中でもプロミスはユーザーにとって使いやすいように、細かな部分までしっかりと考えられておるんじゃ。
    例えば、プロミスの金利は4.5%~17.8%(実質年率)で、他社が上限を年18.0%にしている中で少しだけ低金利になっておるぞ。はじめての契約では上限金利が適用される場合が多いから、少しでも低い金利で借りるためには上限金利で比較するのがおすすめじゃ。
    他にも、無利息期間が初回借入をするまでは開始されないというのも、大手消費者金融の中ではプロミスだけじゃ。「今すぐにお金が必要なわけではない」というときも、プロミスなら30日間の無利息が無駄になることはないぞ。

  2. アイフル公式サイト

    アイフル

    実質年率:
    3.0%~18.0%
    借入限度額:
    800万円
    即日融資 5.0
    自動契約機の数 4.0
    実質年率 4.0

    アイフルは大手消費者金融の中では珍しい銀行グループに属していないカードローン会社です。ただし、契約者数は多く、プロミスやアコムと並んで消費者金融の大手3社に数えられます。他社と比べてサービスが劣るということはないので安心してください。

    ちなみに、セブン銀行やローソン銀行のスマホATM取引に対応していて、カードレスでの契約もできます。

    さらにアイフルは24時間・土日祝日も振込融資に対応しており、振込手数料0円で借りられる点もポイントです。(※金融機関により、振込可能時間が異なります。詳細はご利用の金融機関の接続時間をご確認ください。)

    所長からの一言

    アイフルも「即日融資に対応」「はじめてなら無利息期間あり」「カードレス契約も可能」など消費者金融のカードローンとしては十分にハイスペックじゃな。デメリットを挙げるとするなら、自社のATMがなく、提携ATMの利用時にはどうしても手数料がかかってしまうことぐらいじゃ。ちなみに手数料のかからない借入方法、返済方法もあるぞ。頻繁に借り入れするならできるだけ手数料のかからない方法で行うと良いじゃろう。

  3. モビット公式サイト

    SMBCモビット

    実質年率:
    3.0%~18.0%
    借入限度額:
    800万円
    即日融資 4.5
    自動契約機の数 3.5
    実質年率 4.0

    ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

    SMBCモビットの特徴は電話連絡なし・郵送物なしのWEB完結(※1)に対応しているだけでなく、カード発行する場合に自宅以外での受け取り(※2)も可能な点です。

    インターネットからの申し込み後、三井住友銀行内のローン契約機で受け取ることもできますし、最寄りのコンビニや郵便局を受取場所に指定することもできます。
    そのため、「自宅への郵送物は避けたい」という人にはSMBCモビットがおすすめです。

    ただし、即日融資に対応しているものの多少審査に時間がかかる傾向があり、無利息期間のサービスもありません。無利息期間はあった方が絶対に得なので、その点についてはデメリットといえるでしょう。

    もし急いでいるなら申込完了画面に表示されるユーザーIDを確認のうえ、モビットコールセンターに電話して、即日融資の希望を伝えてください。優先的に審査を開始してくれ、契約の手順などについても案内してくれます。

    ※1 審査の際に確認が必要な場合は電話をかける場合もあります。

    ※2 審査結果によっては受取方法を指定される場合もあります。また、審査内容次第で郵送物が発生することもあります。

    所長からの一言

    SMBCモビットを郵送物なしで契約するためには以下のいずれかが必要じゃ。
    ①「オンライン本人確認」を行う
    ②返済方法を口座振替で登録する
    ③三井住友銀行内ローン契約機に顔写真付き本人確認書類を持参して申し込む

    WEB完結で契約するのであれば①もしくは②の方法を選択すると良いじゃろう。口座振替に利用する金融機関はネットでの登録が必要じゃが、SMBCモビットの指定金融機関以外は利用できんぞ。②の方法を希望するならあらかじめ利用できる金融機関を確認しておく方が安心じゃろうな。

  4. アコム公式サイト

    アコム

    実質年率:
    3.0%~18.0%
    借入限度額:
    1万円~800万円
    即日融資 5.0
    自動契約機の数 5.0
    実質年率 4.0

    はじめてカードローンを利用する人におすすめなのがアコムです。契約や手続きの分かりやすさや大手ならではの安心感に定評があり、生体認証で簡単ログインのスマホアプリも便利です。

    もちろん、即日融資や無利息期間といった便利なサービスにはしっかりと対応していますし、アコムの自動契約機に併設されているATMは24時間営業(※1)なので深夜も手数料無料で借入可能です。また、楽天銀行の口座があると、受付完了から最短10秒で振込融資をしてくれます。

    自動契約機(むじんくん)が生活圏にある方、楽天銀行に口座を持っている方は、アコムをより便利に利用できるでしょう。

    ※1 営業時間は店舗によって異なります。

    所長からの一言

    以前は対応しておらんかったが、アコムもカードレスで契約できるようになったぞ。本人確認書類の提出をスマホアプリで行って、契約時に「カード不要」を選択すればカードレスで契約可能じゃ。借り入れや返済もアプリ経由で行えるからインストールしておくと便利じゃろう。じゃが、スマホATMで借り入れ・返済できるのは、セブン銀行ATMだけじゃから注意するんじゃぞ。アコムATMなどの利用ができない点はカードレス契約のデメリットになるじゃろうな。

  5. レイク公式サイト

    レイク

    実質年率:
    4.5%~18.0%
    借入限度額:
    500万円
    即日融資 4.0
    自動契約機の数 4.0
    実質年率 4.0

    レイクは選べる無利息期間が最大の魅力です。はじめて利用する方は「60日間利息0円」(Web申込み限定)、もしくは「借入金額のうち5万円まで180日間利息0円」のどちらかを選べます。

    いずれも契約限度額が200万円以下の方が対象で、200万円超だと「30日間利息0円」になります。

    はじめてのカードローン契約で限度額が200万円を超えるケースは多くないので、無利息期間の長さを重視する人にはもっともおすすめの消費者金融です。特に最長180日もの無利息期間はレイクならではのメリットです。5万円以下の少額の利用を考えているなら、真っ先に検討すべきカードローンでしょう

    ※「60日間無利息(Web申込み限定)」「5万円まで180日間無利息」「30日間無利息」の併用はできません。無利息開始日はご契約日の翌日からとなります。

    所長からの一言

    レイクは「Webで最短25分融資(※1)」「スマホアプリで全国のセブン銀行ATMからカードレスでキャッシング」「最短15秒で審査結果を表示」などが特徴の消費者金融カードローンじゃ。
    特に選べる無利息期間は大きなメリットになるじゃろうな。
    じゃが、大手消費者金融の中ではやや審査が厳しめじゃといわれておるから注意するんじゃぞ。
    消費者金融の審査は銀行カードローンほど厳しくないといわれておるが、「審査が不安……」「審査落ちで時間をロスしたくない」というケースはレイク以外の大手を検討しても良いかもしれんな。

    ※1 21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中の振り込みが可能です。ただし、一部金融機関および、メンテナンス時間などは除きます。

スマホ決済サービスなどから新規参入した消費者金融一覧

消費者金融の多くは個人向けの少額融資を専門に扱う業者ですが、もともと別の事業を行っていて、あとから貸金業者としての登録を受けて、融資事業を始めるようなケースも増えています。

そのほとんどはカードレスのキャッシングサービスで、企業やサービスの知名度をいかしたり、既存顧客にアプローチしたりすることで、新しいタイプの個人向け融資サービスとして浸透してきています。

もともとスマホ決済のサービスを扱っているケースが多いため、この記事では「スマホ決済系のキャッシングサービス」と呼び、消費者金融の一種として紹介します。

大手消費者金融と比較すると、「審査にやや時間がかかる」「会社への電話連絡が発生しやすい」「ローンカードの発行ができない」などのデメリットはあるものの、お金を借りたいときの選択肢のひとつになるでしょう。

個人向け融資に新規参入したスマホ決済系のキャッシングサービス

キャッシングサービス 企業名 金利(実質年率) 限度額 特徴
au PAY スマートローン auフィナンシャルサービス株式会社 2.9%~18.0% 1万円~100万円 スマホATM対応なのでカードレスでもセブン銀行ATMの利用が可能 ※1
dスマホローン 株式会社NTTドコモ 3.9%~17.9% 1万円~300万円 ドコモのサービスの利用状況に応じて最大で年3.0%の金利優遇
LINE ポケットマネー LINE Credit株式会社 3.0%~18.0% 3万円~300万円 「最大30日間利息キャッシュバック」と「半年後から返済開始」の選べるプラン ※2
ファミペイローン 株式会社ファミマデジタルワン 0.8%~18.0% 1万円~300万円 利用はアプリ完結!近くのファミリーマートでも返済できる
メルペイスマートマネー 株式会社メルカリ 3.0%~15.0% 1,000円~40万円 メルカリでの販売実績で金利が変わる

※1 「au PAY スマートローンアプリ」のインストールが必要です。

※2 最大30日間の利息キャッシュバックは「スタンダードプラン限定」です(その他諸条件あり)。また、月々の返済が半年後から開始となるのは「マイペースプラン」の場合です。契約後のプラン変更はできません。そのため、マイペースプランからスタンダードプランへの変更を希望する場合、一度、マイペースプランを解約する必要があります。

中小消費者金融・街金の一覧

大手に比べて「審査が遅い」「借入方法が限られる」などのデメリットがありますが、借入先として中小消費者金融という選択肢もあります。

ただし、中には全国からの申し込みを受け付けていないところもあるため注意が必要です。
「大手消費者金融と中小消費者金融のどちらを選べば良いのか?」については後述しているのでそちらも参考にしてください。

北海道・東北地方の中小消費者金融・街金

本店のある都道府県 消費者金融 金利(実質年率) 融資限度額
北海道 キャネット 15.0%~20.0% 5万円~300万円
北海道 グットファイナンス 10.0%~20.0% 1万円~300万円
北海道 ほくせん「OUEN」 3.8%~17.8% 1万円~500万円
北海道 平和興産「フリーキャッシング」 5.0%~20.0% 最大50万円
北海道 エイシン産業「CURAPO」 7.3%~18.0% 1万円~300万円
北海道 ココリス 10.0%~20.0% 1万円~1,000万円
青森県 日専連ホールディングス「プライムカード」 7.2%~16.8% 1万円~300万円
岩手県 エバーレンディング東北 7.3%~18.0% 1万円~300万円
山形県 エンゼルエンタープライズ「Life20」 18.0%~20.0% 5万円~20万円

東京都の中小消費者金融・街金

本店のある都道府県 消費者金融 金利(実質年率) 融資限度額
東京都 ライフティ 8.0%~20.0% 1,000円~500万円
東京都 ユニーファイナンス「無担保ローン」 12.00%~17.95% 1万円~300万円
東京都 フタバ 14.959%~19.945% 1万円~50万円
東京都 MOFF「1dayダイレクトローン」 15.0%~20.0% 1万円~100万円
東京都 令和カード「フリーローン」 18.0%~20.0% 5万円~50万円
東京都 ミリオンインベストメント 18.00% 1万円~50万円
東京都 プランネル「フリーローン300」 4.5%~18.0% 10万円~300万円
東京都 ユーロスタンダーズ 14.95%~17.95% 1万円~100万円未満
東京都 ティー・アンド・エス 15.0%~18.0% 1万円~100万円
東京都 デイリープランニング「フリーローン」 8.5%~18.0% 1万円~300万円
東京都 ファースト「フリーキャッシング」 12.0%~20.0% 1万円~500万円

関東地方(東京都を除く)の中小消費者金融・街金

本店のある都道府県 消費者金融 金利(実質年率) 融資限度額
神奈川県 エイワ 17.9507%~19.9436% 1万円~50万円
神奈川県 エース「フリーローン」 7.0%~20.0% 1万円~100万円
神奈川県 アスマイル「フリーローン」 14.95%~17.95% 1万円~200万円
千葉県 筑波リース 14.95%~20.0% 最大50万円
埼玉県 サンステージ(ベルーナノーティス) 4.5%~18.0% 1万円~300万円
栃木県 サンワフィナンシャル「サポートローン」 6.8%~18.0% 5万円~200万円
栃木県 アークファイナンス「フリーローン」 7.7%~18.0% 5万円~100万円
栃木県 プリモ ファイナンス サービス「フリーローン」 18.0%~20.0% 1万円~100万円未満
茨城県 株式会社CURAPO 7.3%~18.0% 1万円~300万円
群馬県 Albaクレジット「フリーローン」 18.0%~20.0% 5万円~50万円
群馬県 ベレーナ「無担保消費者ローン」 18.0%~20.0% 3万円~50万円
群馬県 朝日リース「フリーローン」 18.0%~20.0% 1万円~50万円

中部地方の中小消費者金融・街金

本店のある都道府県 消費者金融 金利(実質年率) 融資限度額
長野県 アイ信販 15.0%~20.0% 1万円~50万円
新潟県 アクア「フリーローン」 7.0%~19.94% 5万円~300万円
富山県 北陸商事 14.60%~17.885% 最大50万円
富山県 三県商事「サンケンミニローン」 14.60%~17.885% 最大50万円
静岡県 清水クレジット 10.0%~18.0% 1万円~50万円
愛知県 アロー「フリープラン」 15.00%~19.94% 最大200万円
愛知県 ライオンズリース 15.0%~20.0% 1万円~300万円
愛知県 大国屋「フリーローン」 10.0%~20.0% 最大1,000万円
愛知県 エースファイナンス 5.0%~20.0% 5万円~1,000万円

近畿地方の中小消費者金融・街金

本店のある都道府県 消費者金融 金利(実質年率) 融資限度額
三重県 ナショナル商事 15.0%~20.0% 最大100万円
京都府 キャネット 12.0%~20.0% 1万円~500万円
京都府 az 7.0%~18.0% 1万円~200万円
京都府 ビアイジ 12.0%~18.0% 1万円~200万円
京都府 こくしん「フリーローン」 5.0%~18.0% 1万円~500万円
京都府 アサヒ信用「一般融資(フリーローン)」 9.0%~20.0% 3万円~200万円
大阪府 フクホー 7.3%~20.0% 5万円~200万円
大阪府 スペース 5.0%~18.0% 最大500万円
大阪府 ニチデン 7.3%~17.52% 最大50万円
大阪府 アルク「フリーローン」 10.0%~18.0% 1万円~50万円
大阪府 ハローハッピー「フリーローン」 10.0%~18.0% 最大100万円
大阪府 プログレス 15.0%~20.0% 5万円~50万円
大阪府 スピリッツ 15.0%~20.0% 5万円~50万円
大阪府 新栄産業キャッシングシンエイ「フリーローン」 18.0%~20.0% 5万円~50万円
大阪府 明和商事株式会社 15.0%~20.0% 68,000円~50万円
兵庫県 アルコシステム 3.0%~20.0% 最大50万円
兵庫県 宝鷹商事「ホタカローン」 10.95%~20.0% 最大50万円
和歌山県 ローンズ・マルキ 10.0%~20.0% 5万円~50万円
和歌山県 プラス 4.2%~18.0% 1万円~200万円

中国・四国地方の中小消費者金融・街金

本店のある都道府県 消費者金融 金利(実質年率) 融資限度額
岡山県 アルトファイナンス 15.0%~20.0% 最大50万円
岡山県 エビスファイナンス 15.0%~20.0% 1万円~50万円
広島県 日興商事(プラス) 10.0%~20.0% 3万円~50万円
広島県 もみじ商事 15.0%~20.0% 1万円~50万円
広島県 ライフサポート・ピース 18.0%~20.0% 3万円~50万円
広島県 クレジットプラザ「テレフォンキャッシング」 18.0%~20.0% 1万円~50万円
山口県 アンサー「フリーローン」 15.0%~20.0% 1万円~50万円
山口県 エール「フリーキャッシング」 15.0%~20.0% 1万円~50万円
山口県 日本ファイナンス 15.0%~20.0% 1万円~300万円
香川県 プライ 8.0%~20.0% 1万円~150万円
愛媛県 セントラル 4.8%~18.0% 1万円~300万円
愛媛県 アスト「キャッシングローン」 14.9285%~17.9215% 5万円~100万円
愛媛県 えるく「えるくONE」 12.0%~18.0% 最大200万円
高知県 K・ライズホールディングス 4.8%~20.0% 1万円~500万円
高知県 キャッシングとらすと 18.0%~20.0% 1万円~50万円
高知県 アイクレジット 15.0%~20.0% 1万円~300万円

九州地方の中小消費者金融・街金

本店のある都道府県 消費者金融 金利(実質年率) 融資限度額
福岡県 スカイオフィス 15.0%~20.0% 1万円~50万円
福岡県 アムザ「フリーローン」 15.0%~20.0% 5万円~100万円
福岡県 ショーエイ「無担保キャッシング」 15.0%~20.0% 1万円~100万円
福岡県 エクセル「フリーキャッシング」 12.0%~20.0% 1万円~50万円
福岡県 真心キャッシングのミツキ 7.7%~20.0% 5万円~500万円
福岡県 エフワン 15.0%~20.0% 1万円~300万円
福岡県 サンクス 15.0%~20.0% 最大300万円
福岡県 キャッシングのマックス 15.0%~20.0% 1万円~50万円
福岡県 しんわ「しんわローン」 7.0%~18.0% 1万円~1,000万円
長崎県 アイアム 18.00% 10万円~50万円
長崎県 大蔵商事「キャッシング・フリーローン」 14.60%~17.52% 10万円~50万円
長崎県 一ノ瀬商事「フリーローン」 10.95%~18.0% 1万円~50万円
熊本県 勘和 10.95%~20.0% 1万円~50万円
大分県 レンツ「フリーローン」 15.0%~20.0% 5万円~100万円
鹿児島県 キャネット「フリーローン」 12.0%~20.0% 1万円~50万円
鹿児島県 プラス 15.0%~20.0% 3万円~50万円
沖縄県 オールスター 15.0%~20.0% 3万円~50万円
沖縄県 ウィンバーズ 15.0%~20.0% 5万円~50万円

大手消費者金融と中小消費者金融の違いとは?どっちを選ぶべき?

中小消費者金融には地域密着型の業者に加えて、全国からの申し込みを受け付けているところも多いです。そのため、中小消費者金融まで選択肢に入れると、借入先の候補は非常に多くなります。

ただし、「はじめてお金を借りる」「2件目や3件目の借入先を探している」というのであれば、大手消費者金融やスマホ決済系のキャッシングサービスから選びましょう。

基本的に消費者金融は規模が大きければ、それだけサービスの利便性も高くなります。

例えば、銀行窓口の営業時間外でも即時入金が可能だったり、その場でカード発行できる自動契約機を全国に設置したりは中小消費者金融には難しい大手ならではのメリットです。

中小消費者金融は大手の審査にどうしても通らないときの候補だと考えてください。どちらの審査も甘くはありませんが、大手と中小では審査で重視する部分が異なるため、一定の返済能力があることを証明できれば大手がダメでも審査通過の可能性はあります。

大手消費者金融と中小消費者金融の違い

大手消費者金融 中小消費者金融
メリット ・審査のスピードが早い
・Web完結が可能
・借入方法が充実している
・夜間や土日の借り入れも可能
・カードの即日発行が可能
・原則、会社への電話連絡なし
・無利息期間がある
・郵送物をなしにしやすい
・便利なスマホアプリがある
・知名度が高く、安心感もある
・大手がダメだった人でも審査通過の可能性がある
・担保や保証人を用意することで融資を受けられることもある
・一部業者は配偶者貸付に対応している
デメリット ・信用情報が重視されるので、傷があるとほぼ審査に通らない ・借り入れのたびに契約が必要なケースもある
・上限金利が高め
・契約や融資の際に来店が必要な場合もある
・利用できる地域を限定している業者もある

※ 一般的な傾向です。実際のサービス内容は商品ごとに確認するようにしてください。

失敗しない消費者金融の選び方

繰り返しになりますが、大手消費者金融は中小に比べてサービスが充実しています。

必ずしも中小消費者金融の方が審査に通りやすいというわけではないため、基本的には知名度の高い大手消費者金融やスマホ決済系のキャッシングサービスから借入先を選ぶと失敗が少ないでしょう。

ここからはいくつかのシチュエーションに分けて、どのような消費者金融を選べば良いのかについて解説していきます。

即日融資を受けたい場合

即日融資を受けたい場合、最短審査時間をチェックしましょう。

大手消費者金融であれば即日融資も可能ですが、すべての消費者金融が即日融資に対応しているというわけではありません。審査にかかる時間は消費者金融によって違うため、ひとつの目安として最短審査時間をチェックしてください。

例えば、大手消費者金融は最短20分程度、スマホ決済系のキャッシングサービスは最短30分~60分程度であるケースが多いです。

最短審査時間はあくまでも目安ですが、審査にかかる時間が短い方が即日融資は受けやすくなります。ただし、審査結果の連絡に数時間かかるケース、翌日の連絡になるケースもあるので、急いでいる場合は早めに申し込みを済ませましょう。

所長

中小消費者金融も早ければ数時間以内に審査結果が分かるぞ。じゃが、郵送や来店で契約する必要があったり、銀行の窓口営業時間をすぎると当日の振り込みができなかったりするケースも多いから注意するんじゃ。

即日融資でお金を借りる

土日にお金を借りたい場合

土日や祝日にお金を借りたい場合、審査を進めてもらえる曜日・時間帯と借入方法が重要になります。

例えば、中小消費者金融の中には土日や祝日を定休日としているところもあり、そもそも審査が進みません。

また、勤務先の確認(在籍確認)を電話で行う場合、勤め先が休みだと審査結果の連絡は翌日以降になってしまいます。曜日によっては在籍確認で審査が一時的にストップするケースもあるので注意しましょう。

土日や祝日に消費者金融からお金を借りるポイント

消費者金融の種類 土日の審査対応 在籍確認 借入方法
大手消費者金融 基本的に平日と同じ時間帯で審査が進む。 「原則、電話連絡なし」のサービスが多く、会社が休みでも問題なし。書類提出で勤務先を確認してもらえるケースもある。 土日も自動契約機は営業しており、カード発行できる。また、振込融資やスマホATM取引も利用可能。
スマホ決済系 審査対応が平日のみのケースもあるため、申し込みの前に確認が必要。 電話連絡による方法が一般的なので、勤め先の休業日は在籍確認が難しい。 土日も銀行振込が利用でき、スマホ決済サービスの残高にチャージする形で融資を受ける方法もある。
中小消費者金融 審査対応が平日のみのケースも多い。特に店舗への来店が必要な場合は、休業日の確認が必須。 電話連絡で在籍確認するケースが多く、会社が休みだと確認が取れない。 ローンカードの発行がない場合、振込融資もしくは店頭融資になる。銀行振込は金融機関休業日の入金が難しく、土日は店舗が休みというケースもあるので注意。

借入方法についてはATMでのキャッシングなら土日や祝日でも利用可能です。ただし、ATMを利用できる時間帯は曜日・設置場所などによって異なるため、確認しておくと安心でしょう。

大手消費者金融であれば24時間即時入金可能なインターネット振込、スマホがローンカード代わりになるスマホATM取引などのサービスも利用できます。

中小消費者金融の場合、土日の銀行振込依頼は翌営業日の入金になるケースも多く、平日以外・銀行の営業時間外だとすぐに借りられません。中小消費者金融は大手に比べて土日にお金を借りるハードルが高くなると考えてください。

土曜日・日曜日や祝日でも即日融資でお金借りれるカードローン

借りる金額が5万円以内の場合

必要な金額が5万円以内などの少額借入には、無利息期間のある消費者金融がおすすめです。無利息期間中は対象となる借り入れに対して利息が発生しないため、通常よりも返済時の負担を軽減することができます。

例えば、初回契約の翌日から30日間の無利息期間が適用される場合、次の給料日などにまとめて返済してしまえば利息の負担はありません。比較的短期間で一括返済できるようなケースでは無利息期間のある消費者金融がお得です。

無利息期間の日数や適用される条件は消費者金融ごとに異なるので、申し込みの前に確認しておきましょう。

所長

カードローンなどのキャッシングサービスの場合、限度額の範囲内で何度でも借りられるが、毎回、無利息期間が適用されるわけじゃないぞ。「初回契約の翌日~日間」「初回借入の翌日から~日間」「借入金額のうち~万円まで」といった条件をよく確認しておくんじゃ。

5万円借りたいときに最適なカードローン
少額融資におすすめのカードローン

来店不要・郵送物なしで借りたい場合

「面倒な郵送の手続きをなくしたい」「来店せずにお金を借りたい」という場合は、Web完結契約に対応している消費者金融を選びましょう。

消費者金融の多くはインターネットからの申し込みに対応しています。

ただし、契約には来店や郵送が必要になるケースもあり、必ずしもWebだけで手続きが完了するわけではありません。来店や郵送が必要だと家族などに知られるリスクは高まりますし、借り入れに時間もかかってしまいます。

一方、Web完結対応の消費者金融であれば、申し込みだけでなく、必要書類の提出、契約の手続き、借り入れ・返済などもネット上で行えます。

また、専用のスマホアプリのある消費者金融なら、振込融資の依頼やインターネット返済、限度額の増額、利用明細の確認などをアプリ内で行えるため契約後も便利でしょう。

Web完結で契約するためには「本人確認の手続きをスマホアプリ経由で行う」「契約時に金融機関口座の登録を行う」などが条件になっているケースもあるので、来店不要・郵送物なしで消費者金融を利用したい方は事前にチェックしておいてください。

ネットで完結(Web完結)来店不要のカードローン

在籍確認のための電話連絡を避けたい場合

消費者金融からお金を借りるには、「申込者本人に安定した収入があること」が条件のひとつになります。

中には無職なのに働いていると偽って審査に通ろうとする人もいるため、勤務先の確認(在籍確認)を行って、安定収入があることをチェックしています。

この在籍確認の具体的な方法は業者ごとに異なりますが、「◯◯さんはいらっしゃいますでしょうか?」といったような電話連絡で勤務先を確認するケースが一般的です。

スマホ決済系のキャッシングサービスや中小消費者金融の場合、基本的には電話連絡によって勤務先を確認されることになるでしょう。

ただ、電話をかけるときは担当者の個人名を名乗るケースが多く、申込者以外に具体的な用件を伝えることもありません。どの消費者金融も申込者のプライバシーには配慮してくれるので、「電話がかかってくるとバレるかも……」といった心配は不要です。

また、大手消費者金融であれば勤務先への電話連絡なしで審査を進めてもらえるケースもあります。※ 審査結果によっては電話連絡による確認が必要になるケースもあります。その場合、原則として事前に同意を得たうえで、勤務先への電話連絡が行われます。

大手消費者金融は電話をかけなくても、「申込者の勤務先は正しいか?」「安定した収入を得ているか?」を判断できるような審査の仕組みになっています。

在籍確認のための電話連絡を避けたいのであれば、大手消費者金融を選んでください。

在籍確認なしのカードローン

近くのコンビニでお金を借りたい場合

自宅や職場の近くのコンビニでお金を借りたい場合は、「ローンカードが発行される」もしくは「アプリがスマホATM取引に対応している」タイプの消費者金融を選びましょう。

コンビニに設置されているセブン銀行ATMやローソン銀行ATM、イーネットATMなどは提携先になっていることが多く、ローンカードを持っていればいつでも借り入れ・返済できます。

提携ATMは消費者金融ごとに異なるため、普段よく使うコンビニのATMで利用できるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

近くのコンビニの提携ATMでお金を借りるときのポイント

消費者金融の種類 ローンカードの発行 スマホATMへの対応
大手消費者金融 ローンカードの発行を選ぶことができる。銀行などの提携ATMも利用したいならカードを発行するのがおすすめ。 アプリはスマホATMに対応。セブン銀行ATMやローソン銀行ATMであればカードレスでキャッシングが可能。※1
スマホ決済系 基本的にカードレスタイプの商品なのでローンカードは発行されない。 一部のサービスのみスマホATMに対応している。
中小消費者金融 一部の業者はローンカードの発行に対応している。ただし、利用できる場所が限定されるケースも多いので注意。 スマホアプリをリリースしている業者もあるが、基本的にスマホATMには対応していない。

※1 スマホATMを利用可能な提携ATMはサービスによって異なります。また、ローソン銀行ATMの場合、一部スマホATMを利用できないATMもあります。

コンビニにある提携ATMを利用するデメリットは「手数料がかかること」です。借り入れ・返済時に所定の手数料が発生するため注意してください。提携ATM利用時の手数料を節約したいなら、別の取引方法も併用すると良いでしょう。

例えば、会員専用ページやアプリからの振込依頼後、金融機関の無料回数の範囲内でキャッシュカードを使って引き出せば手数料はかかりません。

また、インターネットバンキングを利用した返済や口座振替も手数料は無料です。消費者金融によって対応している借入方法・返済方法も異なるので、それぞれの方法の手数料についても確認しておくことをおすすめします。

所長

ATMを利用する際の手数料を負担したくないという場合は、銀行カードローンを検討しても良いじゃろう。銀行カードローンならATM手数料が無料のサービスも多いぞ。

コンビニATMでキャッシング出来るカードローン

すでに複数社から借りている場合

消費者金融の審査では他社借入を必ずチェックされます。消費者金融は総量規制の対象になるため、法律上、申込者の年収の1/3を超える融資ができません。また、年収の1/3を超えていなくても、その金額に近い他社借入がある状態で審査に通過するのは困難です。

他社借入は審査結果に直結するため、すでに複数社からお金を借りている場合、審査には落ちやすいと思ってください。このようなケースでは借入残高をこれ以上増やさないためにも返済に専念すべきです。

例えば、消費者金融が扱う貸金業法に基づくおまとめローンは返済専用の商品になります。「返済に追われている」「返済の負担を軽減したい」というときは、借入先を1社にできるおまとめローンも検討しましょう。

他社借入があってもお金を借りる方法

金利が低い消費者金融を探している場合

ほとんどの消費者金融は◯%~△%のような幅のある金利表記になっていて、契約者ごとの利率は審査によって決まります。

ただし、消費者金融の金利は利息制限法の範囲内で決められており、年20.0%を超えるような金利になることはありません。

新規契約時に下限金利が適用されるケースはほぼないため、基本的には上限金利を基準に考えましょう。

消費者金融の場合、上限金利を年18.0%前後に設定している業者が多いです。以下の表に消費者金融の種類ごとの金利の傾向をまとめました。

消費者金融ごとの金利の傾向

消費者金融の種類 金利の傾向
大手消費者金融 どこも上限金利は年18.0%程度。下限金利は一桁なので、審査結果によっては低い金利になる可能性もある。
スマホ決済系 大手消費者金融とほぼ変わらない金利水準。ただし、最大限度額は100万円~300万円程度で低め。
中小消費者金融 10万円未満の少額融資を前提に上限金利を年18.0%~20.0%の間に設定している業者も多い。
学生ローン 大学生などの学生や学生時代から取り引きのある人への融資に特化した消費者金融。下限金利は高いものの、上限金利は大手消費者金融よりもやや低めの傾向。

一部の学生ローンは大手消費者金融よりも上限金利を低く設定していますが、融資対象者が限られます。そのため、金利を重視するなら大手消費者金融もしくはスマホ決済系のサービスが選択肢になるでしょう。

しかし、低金利がメリットの銀行カードローンに比べると消費者金融の金利はどうしても高めなので、返済時の負担を軽減したい場合は無利息期間のあるところを選ぶのがおすすめです。

また、消費者金融ではありませんが、クレジットカード会社が扱う信販系カードローンの中には消費者金融より低金利な商品が多いです。

例えば、JCB CARD LOAN FAITHの金利は年4.40%~12.50%(キャッシングリボ払い)となっています。

JCB CARD LOAN FAITHの場合はパート・アルバイト、学生の申し込みが不可であり、審査基準は一般的な消費者金融よりも厳しめだと予想されますが、金利を重視するなら信販系カードローンという選択肢も覚えておくと良いでしょう。

そもそも消費者金融(貸金業者)とは何?

消費者金融とは主に個人向け融資を得意とする貸金業者のことです。代表的な消費者金融としてはプロミスを扱うSMBCコンシューマーファイナンス株式会社やアコム株式会社、アイフル株式会社などが挙げられます。

また、街金やサラ金と呼ばれる比較的小さな規模の消費者金融も数多く存在しています。

「事業の規模は大きいか?」「個人向け融資以外の事業を行っているか?」「銀行などのグループに属しているか?」などの違いはありますが、すべての消費者金融に共通するのが貸金業者として登録を受けているということです。

ここからは「そもそも消費者金融ってどんなものなのか?」を説明していきます。

消費者金融は貸金業者として登録を受けている

事業の規模などに関係なく、貸金業を営むためには貸金業者として国や都道府県から登録を受けなくてはいけません。登録を受けずに貸金業を営むのは法律に違反し、いわゆる闇金がそれに該当します。

事業所がひとつの都道府県内にあるならその都道府県から、複数の都道府県に事業所を置いているなら国からの登録が必要です。

安心感を重視するのであれば知名度の高い大手消費者金融がおすすめですが、中小消費者金融なども国や都道府県から登録を受けています。

登録を受けている貸金業者については金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で調べられ、個人と法人の合計で1,500以上(※1)の貸金業者が登録を受けていると分かります。(※1 2024年2月時点)

所長

クレジットカード会社や信販会社、キャッシュレス決済事業者などが新たにローン事業を始める場合も貸金業者としての登録が必要じゃ。この記事で紹介しているスマホ決済系のキャッシングサービスがその一例になるじゃろう。

消費者金融は法律に則って融資を行っている

消費者金融は貸金業者としての登録を受けさえすれば、自由に融資事業を行えるというわけではありません。消費者金融には貸金業法という法律が適用され、その法律に則って事業を行う必要があります。

まず、消費者金融が融資を行うにあたっては、申込者の返済能力の審査が必須です。貸し倒れを防ぐためにも返済能力の審査は必要ですが、法律に則って必ずチェックしなければいけない項目があります。

例えば、「信用情報の登録内容」や「他社借入の状況」「収入証明書(※1)」などです。

そして、取り立ての方法についても規制があり、法律を遵守している正規の業者なら暴力的な取り立ては行いません。

貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。

また、金利には利息制限法が適用され、融資額に応じて利率の上限が決められています。

利息制限法による適用利率の上限

融資額 適用可能な利率(実質年率)
10万円未満の場合 年20.0%まで
10万円~100万円未満の場合 年18.0%まで
100万円以上の場合 年15.0%まで

※1 1社から50万円を超える金額を借りる場合、複数の貸金業者で100万円を超える金額を借りる場合は書面による返済能力の確認が必要になります。

消費者金融の利用は信用情報に登録される

前述のとおり、消費者金融は返済能力の審査に信用情報を利用しています。そのため、消費者金融を利用すると契約内容や借入残高などの情報が信用情報機関に登録されます。

信用情報は消費者金融だけでなく、銀行なども返済能力の審査に利用するので、金融機関が扱う住宅ローンや自動車ローンの審査に影響するケースがあります。

ただし、消費者金融だけが返済能力の評価に影響を与えるわけではありません。

消費者金融や銀行の審査で重要なのは年収と借入残高のバランスです。借入先が消費者金融でも、銀行でも、年収に対して借入残高が多ければ、ローン審査への影響はあると思ってください。

消費者金融に関するよくある質問

消費者金融からお金を借りるのはやばい?
消費者金融として営業するためには国や都道府県から登録を受ける必要があります。そのため、正規の業者を利用する場合、「悪質な取り立て」や「法外な利息」といった被害に遭うことはないでしょう。
借入先が正規の業者であることを確認する方法はいくつかありますが、心配なら名前を聞いたことがないような業者は避けるということも重要です。
大手消費者金融の中には銀行グループに属する企業も多く、安心感を重視するのであれば特におすすめです。ただし、大手消費者金融を利用するケースでも、お金を借りるときは以下の点に注意してください。

・本当に必要な金額だけを借りる
・最低金額以上の返済を意識して、早めに完済する
・返済遅れは信用情報に影響することを理解する

これらは消費者金融だけでなく、銀行カードローンなどを利用する場合も同様です。「消費者金融で一度でも借りるとやばい」というのは誤解を生む表現だと思いますが、お金を借りる以上、これらのような点に注意すべき必要はあるでしょう。

消費者金融と銀行のカードローンの違いは?
大手消費者金融だけでなく、銀行などの金融機関でもカードローンを扱っていますが、主な違いは金利と融資のスピードです。

  消費者金融カードローン 銀行カードローン
金利(上限金利) 年18.0%以下が多い 年15.0%以下が多い
融資スピード 最短即日も可能 ※1 最短で翌営業日以降
保証会社 基本的に不要 原則必要(審査が厳しめになる)
銀行口座 基本的に不要 必要な場合も多い
関係する法律 貸金業法(総量規制の対象になる) 銀行法

※1 申し込みの時間帯・曜日などによっては翌日以降の審査結果連絡となります。

消費者金融の多くは少額の個人向け融資に特化しており、「借りたいときにすぐに借りられる」「来店不要・郵送物なしで契約できる」などの利便性の高さがメリットになるでしょう。
その一方で、消費者金融の金利は銀行カードローンに比べるとやや高めです。どちらも利息制限法の範囲内で金利が決められるため、法律に反するような高い金利にはならないものの、銀行カードローンは利用限度額に関係なく低めの金利で契約しやすいのが特徴になります。
ただし、銀行カードローンは即日融資に対応していません。融資はどんなに早くても翌営業日で、審査の進捗状況によっては1週間以上かかるため、急いでいる方は注意が必要です。

消費者金融は専業主婦でも利用できる?
消費者金融は貸金業法における総量規制の対象になります。総量規制は「貸金業者による年収の1/3超の融資を規制するルール」で、返済能力を超える過剰な借り入れの防止を目的に2010年完全施行の改正貸金業法で導入されました。

借り手の返済能力を超える過剰貸付けを禁止する枠組みを厳格なものとするため、(中略)年収などを基準にその3分の1を超える貸付けを原則禁止する総量規制が導入されました。

そのため、本人に収入のない専業主婦(夫)は、原則として消費者金融からお金を借りることはできません。
ただし、総量規制の例外である「配偶者貸付」という制度を利用すれば、夫婦の合計年収の1/3を法的な上限に融資の審査を受けられます。その場合、配偶者の同意書などが必須になり、相談せずに自分の意思だけで契約することはできません。
配偶者貸付などの例外はあるものの、基本的に専業主婦は消費者金融を利用できないと考えてください。
銀行であれば配偶者に安定した収入があることを条件に専業主婦の申し込みを受け付けているところもあるため、専業主婦の方は銀行カードローンを検討すると良いでしょう。

学生でも消費者金融からお金を借りられる?
どの消費者金融でも申込者の返済能力はしっかりと審査します。ただし、「学生の申込不可」としている消費者金融は少なく、審査基準をクリアしていれば学生でもお金を借りることは可能です。
審査基準については商品ごとに異なり、具体的な内容も公開されていません。そのため、まずは学生が消費者金融からお金を借りるための申込条件(貸付対象者)を確認するようにしましょう。

年齢制限 基本的に満20歳以上なら申し込みは可能。運転免許証などの本人確認書類で年齢は確認される。
年収制限 アルバイトなどによる安定収入が必須。仕送りや奨学金などは審査において求められる収入に該当しないので注意。また、審査内容によっては収入証明書(給与明細書や源泉徴収票など)の提出も必要になる。

所長

民法の改正で2022年4月1日より成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたんじゃ。一部の消費者金融ではそれに伴って年齢制限を変更しておるぞ。じゃが、従来どおり、貸付対象者の年齢を20歳以上としている業者も多い。年齢制限は事前に確認した方が良いじゃろうな。

消費者金融の中で審査に通りやすいのはどこ?
各消費者金融の審査基準は非公開なので、「どこの審査が甘いのか?」というのは分かりません。
審査難易度を判断する指標のひとつに「審査通過率(成約率)」がありますが、これは申込者のうち、どのくらいの割合の人が契約したかを意味する数値です。「成約率が高い」というのは、必ずしも「審査が甘い」という意味ではないので注意しましょう。
例えば、中小消費者金融は大手よりも審査が甘いといわれています。
しかし、実際には中小消費者金融の審査に通らない人も多く、大手以外の審査も甘くはないことが分かります。なぜ中小消費者金融の審査に落ちる人が一定数いるのかというと、中小消費者金融には大手で否決された人、すでに他社からの借り入れがある人の申し込みも多いためです。
大手消費者金融は借入先の1社目として選ばれやすいです。他社借入なしの方がカードローン、キャッシングサービスの審査には通りやすいので、大手消費者金融であれば30%~50%前後の高めの成約率になっていると考えられます。
申込条件を満たしていて、信用情報にも問題がなければ、大手消費者金融の審査に通る可能性は十分にあります。まずはサービスが充実している大手消費者金融を選び、どうしてもダメな場合は中小消費者金融も候補に入れてみてください。
大手消費者金融には借入診断のサービスがあり、実際の申し込みの前に借り入れできるかどうかの目安を知ることも可能です。

まとめ

全国にある消費者金融とおすすめの借入先について説明してきました。

消費者金融ごとにさまざまなメリット・デメリットがありますが、基本的には大手のサービスがおすすめです。大手消費者金融なら審査スピードが早いですし、無利息期間や24時間のネット振込、Web完結、スマホATMなどサービスも充実しています。

消費者金融でお金を借りるときは大手の中から自分のニーズにもっとも合うところを探すと良いでしょう。この記事で紹介した消費者金融の選び方も参考にしながら、自分に合う消費者金融を見つけてください。